ササ刈り、草本層のアオキ、シロダモ、フジなどの抜き取り
日時 2011/11/10(木) 10:20〜14:30 晴
場所 生田緑地 ハンノキ林
参加者 岩田臣生、岩田芳美
陸地化していたハンノキ林の林床を湿地に戻す活動を始めて5年目になります。
取り返しのつく範囲で少しずつ進めています。
当初毎回千本単位で抜いていたアオキの実生も少なくなっています。
水流に手をつけることがためらわれていたこともあり、湿地化は目立っては進展していません。
ただ、県内では箱根や丹沢の湿った草原に生育している植物がハンノキ林内に点々と見られるようになりました。
この植物は、以前から木道わきに1株見られ、神奈川県植物誌においては自生かどうかは不明と記されていたものです。
ところが、少しずつ湿地化を進めている数ヶ所に、この植物が見られるようになりました。
このことは、湿地化が着実に進んでいることと、この植物が自生であることを示していると判断しています。
これから数回にわたって、落枝の片付けと林床の植物の整理、そして水流の手入れを行うことになると思います。
この日は、皆伐更新地区の実生調査の補足的活動を行ってから、ハンノキ林の木道沿いのアズマネザサのヤブを少しだけセットバックすることにしました。
実生の状況はこちらに掲載しました。
木道上に伸びたアズマネザサが頭を垂れている景色は一般の来園者には不快なものだと思われたからです。
特に雨の日などは、体を濡らされることもあったかも知れません。
その後、草本層のアズマネザサ、アオキ、シロダモ、フジ、キチジョウソウなどの抜き取り、枯木の整理なども行いました。
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