田圃活動(施肥、水の管理)
日時 2012/7/10(火) 10:00〜11:00 晴、19℃
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生、小泉恵佑、山本脩介
水田ビオトープ班の主要な活動である谷戸の生物多様性保全は、ある程度、そこに生息・生育している動植物についての理解がないと活動することが困難です。
このため、大事な場所については一人で活動することが多くなっていました。
先月入団した山本さんは毎週活動してくれて、しかも水辺の生物について関心があるので、戦力になってくれるのではないかと期待しています。
手始めに、この日は、田圃活動について勉強してもらおうと考えました。
まず、施肥を体験してもらいました。
施肥と云っても、田圃の土の中の微生物を増やすことに重点を置いています。
谷戸の降り口の辺りでニイニイゼミの鳴き声を聞きました。
20kgの鶏糞を担いで、公園管理事務所裏から田圃に運び、少しずつバケツにとって、その中で田圃の土と混ぜて、柔らかい泥ダンゴにして、田圃の中に置いていきました。
冬期に落葉と一緒に田圃に入れて、土と撹拌してしまう時は、そのまま撒いてしまいますが、風に舞いあがってひんしゅくをかったりしています。
この時期の場合は、水が広がっているので、水面に浮いて流れてしまいます。
誰もやりたがらない、臭い仕事です。
オオシオカラトンボ、
ショウジョウトンボ、
コノシメなどが田圃の上を飛んでいました。
何故か、ヤマグワの葉上にラミーカミキリがいました。
田圃の排水口の堰は土嚢を積んでいますが、アメリカザリガニやサワガニが穴を開けてしまうので、時々、積み直さないと水位が低下してしまいます。
こんなことも、田圃の水の管理として、必要になった時に、私が行っていました。
頻繁に活動できる人には、水の状態を見て、必要ならできるようになってもらいたいと思い、練習してもらうことにしました。
ところが、小泉さんも未経験だということが分かり、今回は小泉さんに体験してもらいました。
こんな作業の過程でも、何か所も畔を踏み潰していたりしました。
これは、その場で修復する必要があります。
その方法を教えたり、田圃周辺でも、草を踏み潰す範囲は最小限にしないと景観を壊したり、大事な植物を傷めたりする危険があることも教えました。
生えている植物の一つ一つがどんな植物かを理解していればいいのですが、それだけの力をつけるまでは全てに注意して活動しなければなりません。
景観づくりのためのカナムグラ駆除
日時 2012/7/10(火) 10:00〜12:00 晴
場所 生田緑地上の田圃下の草地
参加者 岩田芳美、城本法子
9〜10月にツリフネソウやオオミゾソバが木道脇で綺麗に咲いてくれるように、カナムグラの駆除を続けています。
この活動は、毎春、カナムグラが発芽した時から始まります。
取っても取っても、後から後から出てきて、7月に入って一段と大きく成長し、ツリフネソウを覆い始めていました。
これを剥がして取り除く活動を行いました。
ヤマグワ除伐
日時 2012/7/10(火) 10:00〜11:30 晴
場所 生田緑地上の田圃上の草地
参加者 金子文隆
上の田圃の上の草地に出ていたヤマグワを刈り取りました。
チダケサシが咲き始めています。
ホタルの国の来園者が入ったのか、草地に踏み跡がついていて、チダケサシが踏まれていました。
壊れた柵をつくり替えて、選択的な草刈をした方がいいかもしれません。
生田緑地の隣接民有地との境界付近の草刈り(ヨシ、カナムグラなど)
日時 2012/7/3(火) 11:30〜12:30 晴
場所 生田緑地ヨシ原の隣接民有地との境界部分
参加者 小泉恵佑、山本脩介
ヨシ原の管理を始めてから6年目になりますが、家の目の前にヨシが繁っているのは気持ちの良いものではないだろうということで年2回ほどのヨシ刈りを行っています。
これも、私が一人でやることが多くなっていましたが、垣根から3mほどの範囲に限定すれば大事に残さなければならない植物は無いので任せてみました。
暑さの中での体力仕事です。
大事な田圃雑草の保護(周囲のオオミゾソバ、ヒメガマ、コナギなどの刈り取り)
日時 2012/7/3(火) 11:30〜12:30 晴
場所 生田緑地下の田圃
参加者 岩田臣生
田圃と云っても、奥の田圃雑草を保護している場所ですが、
オオミゾソバやヒメガマが大きくなっていて、大事にしたい弱い植物が負けそうになっていました。
深い田圃なので気軽に入れないため、手入れが遅くなってしまいました。
1種が枯れかけ、1種が消えていました。
今年の管理は適切ではありませんでした。
ため池や田圃にしか生育できない植物たちを、何とか、復活させ、保全したいと思います。
活動中にアメリカザリガニ(大)2匹を駆除しました。
休憩時に、上空にオニヤンマが1匹飛んでいました。
もう、群れるのを止めて、縄張りに分かれたようです。
近くの手摺りに、コオニヤンマが飛んできました。
何となく、挨拶にきてくれたような気がします。
直ぐに離れて、近くのギシギシに止まったのが見えたので、カメラを取り出し、撮影しました。
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