水辺保全とカナムグラ駆除 日時 2013/9/13(金) 11:00〜14:00 晴 場所 生田緑地 県の樹見本園、上の田圃、城山下谷戸の合流付近 参加者 岩田臣生、岩田芳美 県の木見本園 先日の雨によって県の木見本園東側奥の崖下の排水路に土砂が溜まり、溢れた水が園路に広がってしまいました。 この部分の排水路は生物の生息に必要な水辺として利用させて戴いていますので、泥上げをして、水が舗道に流れ出さないようにしました。 排水路わきに上げた泥の中からトンボのヤゴが2匹も出てきました。 梅畑下 梅畑下の木道の上には柿の実がいくつも落ちています。 今年から生田緑地の管理を担当することになった指定管理者は気になったようで、柿の木を剪定して、実が落ちないようにしたいという相談がありましたが、生き物のために放置してほしいとお願いしました。 この落ちた柿の実の一部をかみ切って、運べるように格闘しているオオスズメバチがいました。 上の田圃 上の田圃の下の段の木道側に水がありませんでした。 堰の直ぐ脇に大きな穴が開いていましたので、これを塞ぎましたが、木道側を見て、驚きました。 タヌキの足跡がありました。 それも何かと格闘したような足跡です。 想像ですが、アメリカザリガニを捕まえて食べてくれたのだと思います。 斜面下の水流 上の田圃付近の水流を倒木が止めていて、そこに土砂が溜まり、水が溢れ出していました。 溢れていた辺りの泥をジョレンで水辺にあげて、水溜りをつくりながらも流れるように手を入れました。 上の田圃下の草地 今まで目立たなかったツリフネソウの花が広がり始めて、存在を主張しています。 そんな草地の端の方のカナムグラを駆除しました。 城山下谷戸合流付近 城山下谷戸の水流は今夏、殆んど水面を見せてくれませんでしたが、この日は水がありました。 一面に広がったカナムグラの海を少しずつ狭めて、2011年12月に造った池と水路を見つけ出し、溜まっていた土砂を掘り取って、そこに水を引き込みました。 この辺りはオオブタクサの林とカナムグラの海が毎年現れるのですが、今年はオオブタクサの林は出現していません。 駆除活動の効果が出てきたようです。 カナムグラの海は半分ぐらいは取り去ることができました。 水はゆっくりと流れ込み始めました。 湿地に戻すのには時間がかかりそうです。 下の田圃付近のツリフネソウも間もなく見頃を迎えます。 |
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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation