生田緑地の自然保全活動


雑木林の下草刈り
日時 2014/3/15(土) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 中央広場北側雑木林 A26-1
参加者 岩田臣生、岩田芳美、小泉恵佑、鈴木潤三、政野祐一

この区域は、2011年5月の里山倶楽部Bで植生管理について話し合い、「ヤマツツジの咲く、明るい雑木林」を目標に決め、 夏の間に、業者委託して3〜4mの高さに密生していたアズマネザサだけを刈ってもらい、 12月の里山倶楽部Bにおいて竹や常緑樹を除伐し、 翌2012年10月の里山倶楽部Bにおいてアズマネザサ刈りを行った地区です。
今冬は3年目のアズマネザサ刈りを2月の里山倶楽部Bで予定していましたが、雪のために中止しました。 そこで、今回、水田ビオトープ班の活動として下草刈りを行うことにしました。


当該雑木林に入って気がついたのは、まず、落枝というには大き過ぎる大枝が散乱していたことです。
そこで、落枝の片付けも行いました。


斜面にはアズマネザサに混ざって竹が生えていました。 これらに加えて、アオキ実生などの常緑樹が刈り取り対象です。
晩秋の里山倶楽部で大勢で作業している時には気がつきませんでしたが、大きなウグイスカグラがあって、可憐な花を咲かせていました。
また、コウヤボウキが枝を広げていました。 高さが1m以下の植物は、2011年5月の現地調査では、密生するアズマネザサに阻まれ、見つけることができませんでした。


ここはスミレ類が見られなかったので、3月でも活動できると思い、下草刈りを行いました。
このために、ウグイスカグラなど、里山の早春の花に出会うことができました。 そして、魅力的な雑木林に変わりつつあることを実感することができました。

長柄の大鎌はここでの作業には不向きと分かり、いつもの桑切鎌に替えました。 この桑切鎌は直径1cm程度の竹やシラカシなどでも簡単に伐れてしまうので重宝しています。
落葉層も厚くなっていて、斜面の上からクマデで落葉をかき落としながら、アズマネザサを刈り取っていく方法を試したところ、 これが良さそうだと感じましたが、気がつくのが遅かったようです。

この日は土曜日とあって、来園者が多く、斜面と客車の間の小さな広場には、何組もの親子連れが休日を楽しんでいましたが、 私たちの活動に関心を示す人はいませんでした。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation