生田緑地の谷戸の自然保全活動



湿地の水辺保全
日時 2014/6/10(火) 8:40〜10:40 曇
場所 生田緑地 湿地
参加者 岩田臣生

昨日の活動時に湿地への導水路に漏水があり、これだけ湧水量が増えているのに、湿地の水溜まりには湛水されていないように見えたので、手を入れておくことにしました。
今日は、谷戸に降りたところから、ずっとキビタキやウグイスの囀りが聞こえ、時々、コジュケイが大声を発していました。 姿を見せたのは、カラス、ガビチョウ、カルガモ、そして、カワセミ、コゲラはドラミングのみでした。
水面では、シオカラトンボ♂、クロスジギンヤンマ♀が飛んでいました。
水辺のヨシを刈っていると、水中にはシュレーゲルアオガエル幼生、ヨシの葉上にシュレーゲルアオガエル成体が見られました。


また、ヨシの葉裏にはクロコノマチョウ幼虫が鮮やかな黄緑色の姿を見せました。
更に、ハンノキの近くのヨシの葉上にはミドリシジミ♂が止まっていました。 このミドリシジミは暫くすると翅を開き、間もなく飛び立って行きました。


通路部分のヤマグワ、ススキなどを刈り、カナムグラをむしり取っているとヤブキリの幼虫が現れました。



ピクニック広場の選択的草刈り
日時 2014/6/10(火) 10:40〜12:40 曇
場所 生田緑地 ピクニック広場
参加者 岩田臣生

すっかり遅くなってしまいましたが、植物保護のための選択的な草刈りを行うことにしました。

奥の方から調べながら入ったのですが、既に草丈は50cmを超えていて、見つかりませんでした。
結局、大きい株の周りの草を刈り、絡みついていたカナムグラやヤブマメを取り除きました。 また、目立ち始めたススキなども刈り取りました。
雨でしっかり湿った草地には、クロイロコウガイビルも見られ、アトボシアオゴミムシは葉上に出ていました。
この植物は楽しみにしている人も多いようで、通りかかった二人ずれのご婦人が、「花はまだでしょうか」と聞いてきました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation