生田緑地の谷戸の自然保全活動



上の田圃の水路の泥上げ
日時 2014/11/7(金) 10:00〜12:30 晴
場所 生田緑地 上の田圃地区
参加者 岩田臣生、鈴木潤三

この日は、上の田圃の水路部分の手入れ(泥上げ)を行いました。
水路の中にまでミヤマシラスゲが侵出しています。 これも一緒に、溜まった泥を上げます。
この水路の部分は、田圃に入る水の温度をいくらか上げる役割を持つと共に、夏に水温の上がった田圃から、ホトケドジョウなどが逃げ込む水域にもなります。 また、田起こしの時に、アズマヒキガエルのオタマジャクシを田圃から移動して避難させる場ともなります。
水路から上げた泥は1週間もすると固まって、岸辺を補強してくれます。 泥あげは、生えている草の上に直接、泥を載せてしまいますが、薄いので問題はないようです。
水路は長靴が沈みそうな深さがありますが、フワフワした泥は掬えないので、水が澄んでくると水深は10cmもない状態に戻っています。
気温は下がってきましたが、まだマユタテアカネ♂が見られ、田圃の周囲の草地にはオオアオイトトンボが見られました。


上の田圃の上の段と下の段をつなぐ水路の泥上げも行いました。 ここにはミヤマシラスゲが繁茂し、アメリカザリガニの穴がいくつも開いていました。 実際、作業しているとアメリカザリガニが出てきました。
水は入っているのに、下の段の水位は下がっていました。 どこかで水漏れを起こしているようです。 その探索は、またの機会に行うことにしました。


また、導水している水流と導水部分も泥上げを行いました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation