生田緑地の谷戸の自然保全活動



キヅタ剥ぎ
日時 2015/2/24(火) 10:00〜13:00 曇
場所 生田緑地 稲目谷戸と城山下谷戸の合流付近
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美

静かな谷戸にコジュケイの声が響いていました。ピクニック広場でシロハラが飛び立ちました。


遅くなりましたが、上の田圃にイネワラを撒きました。


この合流部からヨシ原までの樹林は休耕田に自然発生的に形成されたものですが、キヅタの繁茂は著しく、太い根が縦横に走っています。
前回キヅタ剥ぎを行ったのは3年前、2012/2/24〜3/19に5日かけて、厚いカーペット状のキヅタを剥ぎました。
3年が経過しましたが、繁茂の状態は思ったほどには回復していませんでしたので、キヅタ剥ぎは 3〜5年に1回でも効果はあると思われます。
樹林の内部については、まだ1度も実施していませんので、今年はもう少し内部まで実施しておきたいと思っています。
このような作業は、どうしても余力がある時に限られてしまいます。
キヅタと一緒に落葉を掻き取るとヤブランの芽が膨らんでいて、辺りにはヤブラン、ジャノヒゲが増えていました。 また、シロダモ、ユズリハ、アオキ、シュロ、ヤツデなどが1〜2mの低木層を優占しそうな勢いでした。


こんな実生もありました。大きな頂芽や葉痕が魅力的です。 トチノキのようですが、何処から来たのでしょうか。

落葉層には、ムカデ、ゴミムシ類、ミスジマイマイなどが越冬していました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation