水辺保全、アメリカザリガニ駆除 日時 2015/5/4(月) 10:00〜13:30 晴 場所 生田緑地 参加者 岩田臣生、岩田芳美 谷戸の水辺の状態を調べ、アメリカザリガニの駆除をしておきたいと思い、連休の生田緑地に出かけました。 オカタツナミソウが咲き始めていました。 ウグイスカグラの実も赤く熟し始めていました。 雑木林の上の方からキビタキの声が聞こえてきます。 上の田圃ではシオヤトンボが産卵していました。 アズマヒキガエル幼生はまだ塊をつくっていて、手足が出ている様子がありません。 セリバヒエンソウの駆除から活動を始めました。 下の田圃周辺はヨシが伸び始め、40〜50cmになっていました。 ここではシオヤトンボ♂が縄張りを主張していました。 発芽するかと心配していた田圃雑草は、まだ小さいながら、2〜3株が育ち始めていました。 泥が溜まったのか、水面は狭くなっていました。アズマヒキガエル幼生の姿も見えませんでした。 辺りには一面、オオミゾソバの芽が広がっています。 田圃からの排水用の水路が途中に泥が溜まり、溢れ出て、別の方向に流れていました。 そこで泥上げを行ないました。 ヨシ原のヨシも伸び始めていました。 昨年、仕方なく伐採したハンノキ1本は、どうにか萌芽し始めたようです。 湿地に戻って、1段目から2段目に水が落ちていない原因を調べることにしました。 1段目に入ったところでは流れがあるのですが、2段目に落とす堰のところでは流れが殆ど止まっています。 途中のどこから水漏れしているのかを調べましたが分かりませんでした。 2段目の土が乾き始めています。 堰をつくり直さなければならないようです。 アメリカザリガニの駆除を手網で行いました。 3段目では 2〜8cm大 90匹を、2段目では 3〜7cm大 30匹を駆除しました。 2段目の水域では、手網の中に、アメリカザリガニのほかに、ホトケドジョウの稚魚、カワニナ、小さなヤゴが2種類、アメンボなどが入りました。 復活を目指した田圃雑草も数個、発芽していました。 木陰の水辺にクロセンブリ成虫がいました。 湿地の水辺をいくつかに分けるように、シオヤトンボ♂が6匹、陣取っていました。 シオヤトンボの羽化殻は3個ありました。 これで、今期の合計は47個になりました。 2段目の水辺にシマヘビが現れましたが、近づくと、1段目と2段目の間の土手に消えました。 この辺りに、いくつも見られる蛇穴に逃げ込んだようです。 |
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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation