ハンノキ林西側の池の泥あげ 植物保護のためのアズマネザサ刈り 日時 2015/10/15(木) 10:00〜12:30 晴 場所 生田緑地 ハンノキ林西側の池、梅畑上の階段踊場付近 参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美、細川洋子 植物保護のためのアズマネザサ刈り 梅畑東側の階段の踊場付近に、今年、「自生する在来の生物を大切に守りましょう」005という看板を立てました。 その辺りのアズマネザサ刈りを行いました。 足を置く場所を注意しながらの細かい作業です。 併せて、ここからハンノキ林までの木道の山側のアズマネザサも刈りました。 ハンノキ林西側の池の泥あげ ハンノキ林上の池から少し木道を辿った左側に小さな池があります。 今から16〜18年ぐらい前、まだ木道がハンノキ林の中央部を貫いていた時代に、当時の北部公園事務所の職員が掘った池です。 この池はたまった泥を掻き上げれば下に溜っていた水が現れますが、土砂の流入量が多いのか、直ぐに湿田のような浅い水域となり、やがて落葉を散り敷いた状態となって、水面が消えてしまいます。 池を掘った当初の目的は、私たちがヨシ原に小さな水溜まりをつくった目的と同じで、この場所に池があったらどんな生物が生息するようになるかを調べたいということでした。 現状は少し暗いのですが、カワニナが繁殖できるような環境をつくれるなら、谷戸のゲンジボタルの生息環境を向上させることができるかも知れません。 しかし、1〜2年に1度の泥あげぐらいしかできていないのが実態です。 今回は強力なメンバーが参加してくれたので、可能な限り多くの泥を上げることにしました。 まずは表層5cmまでの柔らかい土をジョレンで取り除いてから、その下の泥をスコップであげていきました。 よく太ったケラ、サワガニ、オニヤンマのヤゴ、カワニナが見つかりました。 中に入ると長靴の上から泥水が入るギリギリの深さがあり、枯木を沈めて、それを足場にしたりしなければならず、なかなか大変な作業でした。 不安定な足元ゆえに、泥水の中に尻もちをついてしまった人も出てしまいました。 ある程度、泥あげができたところで、排水のために掘っておいた水路を止めて、この日の活動を終わりにしました。 |
生田緑地の谷戸の自然保全活動のメインページへ
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation