生田緑地の谷戸の自然保全活動



ハンノキ林のアカメガシワ、ムクノキなどの除伐、アズマネザサ刈り、キズタ剥ぎなど

日時 2016/2/9(火) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 ハンノキ林
参加者 岩田臣生、岩田芳美、木坂陽子、鈴木潤三、山下淳也

この日は、ハンノキ林の落枝の片付け、アカメガシワやムクノキなどの樹木の除伐、アズマネザサ刈り、キヅタ剥ぎなどを目的に活動しました。
このアカメガシワは、木道側に傾いていたために、昨年は伐採を諦めたものです。
今年はクレモナロープを用意して、林内側に引っ張って、木道の上に倒れないようにして伐倒しました。
思うようには、高い位置にロープをかけることができなかったので不安はありましたが、あっけなく上手く伐倒できました。
そろそろ、ハンノキの種子から幼木を育てることを試す時期かも知れません。


野鳥班が生田緑地定例調査のため木道を通りました。
流石に、大きな樹木を伐採している時は、野鳥は周辺に避難しているはずで、申し訳ないと思いましたが、エナガの大群が観察されたようです。
(活動を終了して休憩していたら、周囲から入ってくる野鳥の姿が複数見られました。)


アズマネザサ刈りや実生のアオキの抜き取りも行いました。
ここのアズマネザサも、ひよわなものが大部分になっていたようです。


その後、キヅタを剥いだり、ムクノキの小径木5本を除伐したりしました。
活力旺盛に感じられた樹木は遷移を進めるように、素人には思われたので、除伐したものです。 ホタルの飛翔空間も大きい方が良いと思いました。
昨秋手を入れた水溜まりは湛水していましたが、そこから下方に溢れ出してはいませんでした。 更に下方に、水溜まりを掘っておきたいと思いましたが、林床の土は広い範囲で湿っていました。


活動中に、大きなカメラを抱えた人が「何故、伐るのか?」、「誰が計画しているのか?」とクレームをつけてきました。
遷移の途中にしか成立しないハンノキ林を保全したい。」と答えても、 「木を伐るのは勿体ない。」、「野鳥が隠れる場所が無くなる。」、「8年前から来ているが、お蔭で、すっかり野鳥が減ってしまった。」というのです。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation