谷戸のキヅタ剥ぎ 日時 2016/2/25(木) 10:00〜13:00 曇 場所 生田緑地 谷戸の合流部 参加者 岩田臣生、鈴木潤三、田村成美 上の田圃の上の段の水域には、まだアズマヒキガエルがいて、跳ねているのが見えました。 出遅れたオスが蛙合戦の後も暫く見られるのは普通のことですが、どうでしょうか、流石に、もうメスはいないだろうと調べませんでした。 上の田圃下に、2/23につくった水流の末端部が地面に浸みこんで消えていました。 この辺りには、涸れることのない小さな水溜まりが欲しいと思っていますので、小さな開放水面をつくってみました。 ミヤマシラスゲは一部、抜き取る形になりました。 また暫く状態を見て、少しずつ手を入れていきたいと思います。 2012年2月に、城山下谷戸の湿地から谷戸の合流部にかけて、保全方法を検討するために調べて歩いたことがあります。 この辺りは木道の東側の谷底部で樹林になっていますが、この樹林は放棄された田圃が数十年の時を経て樹林になったものです。 この樹林から南側、城山下谷戸末端部にかけて、一面にキヅタが繁茂していました。 その繁茂は尋常ではなく、厚く、幾重にも蔓延っていて、地面を見ようとしても、容易に剥ぎ取れるものではありませんでした。 それから、毎年、この時期に、キヅタ剥ぎを行うようになり、剥ぎ取る範囲を少しずつ広げています。 樹林の中では、樹木に張り付いて上っているキヅタを根元で伐り、地面側は可能な限り剥ぎ取りました。 また、アオキ、シロダモ、ヤツデ、シュロなどの幼木も多くありましたので、これらの除伐も行っています。 この種の作業は、少人数では大変で、際限ない作業に疲労感がたまります。 最近は、暗い場所を求めてか、この樹林内を飛翔するホタルも見られるようになりましたので、3月は、この辺りの水辺を中心に手入れを続けてみようと思いました。 |
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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation