生田緑地の谷戸の自然保全活動



谷戸の合流部のキヅタ剥ぎ、アオキなど常緑樹の除伐、水辺づくりなど

日時 2016/3/1(火) 11:00〜13:30 晴
場所 生田緑地 谷戸の合流部
参加者 岩田臣生、岩田芳美

3月になりました。 真冬の寒さと天気予報は告げていましたが、晴れて、風が無ければ、日向はポカポカで、谷戸は長閑な春の佇まいを見せています。
活動は前回の続きで、谷戸の合流部のキヅタ剥ぎ、アオキ、ヤツデ、シュロ、シロダモなどの除伐、そして水辺づくりとしました。

上の田圃の畦から、かなり激しい水漏れが生じています。 次回はイネワラを持ってきて補修をしておきたいと思います。
上の田圃の畦と下側の草地との落差は大きいので、モウソウチクの樋を置いて、水を下に流していますが、実際は、樋以外の部分4〜5mの範囲を水は滴り流れています。
このため土手の下部は湿地状態になっています。
そんな所に広がっているキヅタを剥ぎ取っていきました。


上の田圃下につくった水流は順調に流れていましたが、末端部では何処へともなく消えています。
その末端部を備中鍬で掘って、水溜まりを広げましたが、やはり溢れることなく、その先は何処へともなく消えてしまいます。
溢れた流れを明確に下の水辺につなげたいのですが、地中に浸みて消えています。
今のところ、谷戸の水の流量が多いので水辺が保たれていますが、少なくなった時には涸れてしまう可能性が大きいと思います。
また、掘っていると、ノカンゾウと思われる根茎や発芽が出てきました。
先に移植場所をつくっておいてから水溜まりづくりを始めた方が良さそうです。 これは反省事項です。


谷底部の樹林の林床に広がっていたアオキ、ヤツデ、シュロ、シロダモの除伐も進めました。
林床のキズタの繁茂も激しく、備中鍬で掻き取る方法もありそうです。
常緑低木が無くなると木道が良く見えます。
アオキなど常緑低木はまだまだ残っています。
ホタルが飛翔している景色をイメージしながら、今月は、頑張って続けなければと思います。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation