田圃湛水のための水漏れ補修など 日時 2016/5/3(火) 10:00〜12:30 晴 場所 生田緑地 上の田圃 参加者 岩田臣生 上の田圃の水が少なくなっていたため、田圃湛水のための活動を行いました。 田圃の土嚢堰2ヶ所の土嚢を追加して、田圃の中の畦沿いにアメリカザリガニの開けた穴を見つけて塞ぐ活動です。 ガビチョウやヒヨドリの声に混ざって、時折、キビタキの声が聞かれて、緑の深くなった谷戸には気持ちのいい空気が流れていました。 活動を始めて暫くすると、カルガモ2羽がやってきて、小さな水溜まりに降りて、採餌行動をとっていました。 上の段は既に湛水しているので泳ぎ易いと思うのですが、人間が活動した後、つまり攪乱が起こった直後が狙い目と知っているようで、気が付くと、いつの間にか近くに来ていました。 この日もシオヤトンボが乾いた田圃の土の上に降りていましたが、 今年初のクロスジギンヤンマが2匹飛んでいました。 チョウはカラスアゲハが吸水にきたり、ツマグロヒョウモンが飛んでいるのが、田圃の中からも見られました。 吸水ということでは、オオスズメもやってきました。 ツバメも時々姿を見せましたが、人の姿を確認して引き返して行きました。 田圃の周囲のあちこちの草叢をクロハネシロヒゲナガがフワフワと飛んでいました。 アズマヒキガエルのオタマジャクシは比較的深い水溜まりに集まっていました。 畦際で作業していると、畦の上の小さな花などが突然目の前に現れます。 トウバナが花を咲かせていました。 ヤブタビラコの実が大きく見えました。 一通りの補修作業は済ませました。 1〜2日経てば、ある程度は湛水するでしょう。 今回はシュレーゲルアオガエルの卵塊を一つしか見つけられませんでしたが、カエルの合唱は盛んなので、これから増えるでしょう。 マメゲンゴロウも見つかりました。 セリバヒエンソウ駆除 日時 2016/5/3(火) 11:30〜12:30 晴 場所 生田緑地 萌芽更新地区下 参加者 岩田芳美 セリバヒエンソウの駆除を行いました。 帰り道、オカタツナミソウの花が見られ、ハンショウヅルの花も開いていました。 珍しい形に翅を開いている蛾を見つけました。 昆虫班蛾類研究グループの野澤氏に尋ねたところ、スカシエダシャクと教えられました。 翅の一部が透けている蛾です。 同氏によれば、南方系の種で、今まで生田緑地では見つかっていなかったとのことでした。 |
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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation