木道付近のオオミゾソバなどを保護するための活動 日時 2016/7/7(木) 10:00〜13:00 晴 33℃ 場所 生田緑地 下の田圃〜ヨシ原地区 参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美 谷戸に降りると、ガビチョウが目の前に現れ、人を恐れる様子がありません。ウグイスやヒヨドリの声が聞かれます。 ハンノキ林を過ぎると、オオシオカラトンボばかりでなく、オニヤンマも飛んでいました。 ホタルの国では趣ある幽玄な背景をつくっていた下の田圃付近でしたが、これからの夏期はカナムグラなどが繁茂してきます。 オオミゾソバなどは、今年は既に花をつけていますが、例年は 9〜10月に一面に開花してくれます。 そこで、この季節、下の田圃地区の木道の両側に育っているオオミゾソバやツリフネソウについて、初秋の開花期の状態をイメージした管理を行います。 そして、木道から離れた場所については、多様な生物の棲息環境として考えた保全活動を行います。特に、既存の水流の近くには、可能な限り立ち入らないようにします。 今回は、木道付近のカナムグラをできるだけ取ることを目指しました。また、隣地との境界付近についても、丁寧に取るようにしました。 オオミゾソバを潰さないように注意してカナムグラを取りましたが、ある程度のダメージはやむを得ないと思いました。 降雨さえあれば、2〜3週間で回復すると思います。 ヨシ原地区についても、ハンノキの萌芽枝保護のため、カナムグラ、クズ、ヤブカラシ、ヨシなどの刈り取りを行いました。 ハンノキの下に樹陰の空間ができると、カラスアゲハが飛んできて、一休みしていました。 炎天下はカラスアゲハにとっても、暑過ぎるようです。 ヨシ原につくった水溜まりに茂り過ぎていたヨシを少し間引いてやったら、早速、オオシオカラトンボ♂が飛んできて、縄張りを主張していました。 今年はヨシやオオミゾソバの繁茂が著しく、負けてしまったかと思っていたヒメシロネも見つかりました。 暑さ厳しい中の活動でしたので、早めに終えることにして、木陰で休憩しました。 帰り道、ハンノキ林上の池ではカラスアゲハが吸水していました。 ピクニック広場下の草地にミズイロオナガシジミがいました。 シオヤアブ♀もいました。 |
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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation