生田緑地の生物多様性保全の活動



谷戸の水の管理、カナムグラ刈りなど

日時 2016/7/28(木) 10:00〜13:00 晴 
場所 生田緑地 湿地、上の田圃
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美、細川洋子

夏の生田緑地の谷戸の保全活動は、@湿地再生地や田圃の水の管理とAカナムグラ刈りなどによる園路沿いのミゾソバやツリフネソウの保護管理です。
湿地再生の目的である植物は開花しましたが、水が3段目で涸れています。
今年は湿地の全域に水がある状態を維持したいと思っていましたが、できませんでした。

この日は、久しぶりに暑い日になりました。
今回は、一昨日、手を入れた水漏れ箇所の状態確認と更なる手入れ、場所不明の水漏れの調査などの水辺の管理、そして同じ湿地のカナムグラ刈りを行いました。

1段目から2段目に移る場所には水が溜まっていましたが、2段目には水が広がっていませんでした。 2段目に落ちた所でも水漏れを起こしていると思われます。
1段目側の水漏れ防止を強化し、2段目に落ちた水の漏れを止めることを試みました。
そして、2段目に水が流れ出したことは確認しましたが、時間をおいてみないと結果の判断はできません。

2段目の末端部の水漏れは、一昨日、補修したつもりでしたが、水は少し溜まったものの、樋から3段目に落ちるところまでには溜まっていませんでした。
改めて、水漏れ穴を探しましたが、大きな穴は見つけられず、手探りで、やっと、浸みだしているかも知れないと思われる土の柔らかい所を数カ所見つけて塞ぎました。

また、湿地のカナムグラ取りも行いました。
草むらには、オオシロガネグモ、サツマノミダマシなどのクモ類、トホシテントウやニジュウヤホシテントウなどのテントウムシ、オオシオカラトンボ♂♀、シオヤアブなどが、上空にはオニヤンマが飛んでいました。
木の枝や手摺りにはアカイラガの幼虫がいました。


湧水の流量が少ないので、作業の効果が出るまでには時間がかかりそうです。 そこで、上の田圃の水漏れ穴を点検しとくことにしました。
一昨日は、末端の堰の近くにあった大きな穴を塞ぎましたが、他の場所は見ていませんでした。
今回は畦を全て調べて、塞ぐべき所は塞いでおきたいと思いました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation