生田緑地の生物多様性保全活動


ピクニック広場のアズマネザサ刈りなど


(ピクニック広場東階段山側崖面のアズマネザサ刈りなど)
日時:2022/12/24(土) 9:50〜11:30 晴
場所 生田緑地ピクニック広場東階段山側崖面(A05-3)
参加者 岩田臣生

ピクニック広場東階段の山側崖面は非常に急な斜面なので観察し易く、絶滅危惧種のタマノカンアオイ、ハンショウヅルなどが生育していて、観察会で良く使う場になっています。
ハンショウヅルは木本で、今年伸びた茎に、来年の初夏に花が咲きます。
このハンショウヅルの実が毛を広げて、いくつか残っていました。
この時期のアズマネザサ刈りでは、枯れているとしか見えない茎を折らないように行わなければなりません。

崖面に繁茂しているベニシダは、生田緑地では普通のシダですが、タマノカンアオイなどを隠すように繁っていたので、アズマネザサと共に、少し刈らせてもらいました。
熊手を使って、落葉を掻き落とすようにしました。
この日、この階段を利用する来園者は多くて、階段上に落とした落葉やアズマネザサを見て、「通行止めですか」と、真面目な顔をして尋ねる人がいたのには困りました。
刈ったアズマネザサや落葉は、背負い籠に入れて、萌芽更新地区下の落葉溜めに、3回運びました。




(ピクニック広場のアズマネザサ刈りなど)
日時:2022/12/24(土) 9:50〜12:50 晴
場所 生田緑地ピクニック広場地区(A05-1、A05-2)
参加者 岩田芳美、岩田臣生(11:30〜)

かつて、ピクニック広場東階段の谷側斜面はヤマグワ、ヒメコウゾ、アズマネザサなどが繁茂したヤブとなっていて、ピクニック広場の南側急斜面に続くアズマネザサの茂みは、 ウグイス、メジロなどの野鳥の移動ルートになっていました。
一方、ホタルの里整備事業が完工してから、ホタル観賞のために、夜間、この園路を通る来園者にとっては、外灯が無いこともあって、気味悪い園路の印象を与えていました。
ヤブの中を通るトンネルのような階段を、気持ちよく歩ける園路にしたいと考え、市民部会を開催して、ヤブを解消することについて話し合いを繰り返し、 2008年11月15日に、ヤブを伐採しました。
その後、更に話し合いが行われ、ピクニック広場をチョウの吸蜜場所となる草地にすることが合意され、 2012年3月22日に、この斜面にあったミズキなどの樹木を伐採しました。
草地としての管理を行うようになって、10年が経ちました。
アオイスミレが広がって開花するようになり、トモエソウは毎年開花し、観察会の観察対象に使える多摩丘陵在来の植物を楽しめる場所になりました。
水田ビオトープ班では、ピクニック広場のアズマネザサ刈りを年末恒例の活動としていましたが、予定した12月22日(木)は雨のため、水田ビオトープ班の活動を中止しました。
そして、この日、ピクニック広場のアズマネザサ刈りを行うことにしたのですが、2人では全域をカバーしきれず、やり残してしまいました。
姿を確認できた野鳥はヒヨドリぐらいでしたが、シロハラ、アオジなどの声は聞けました。




帰りの階段の手摺の上に、クヌギカメムシ?が出ていました。


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