日時 2011/12/11(日) 10:00〜15:00 快晴
場所 生田緑地
参加 金子文隆、工藤思由(小5)、末武宏太(小5)、雛倉正人
(市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美、佐藤登喜子
里山倶楽部Aの12月の活動は3日(土)でしたが雨のため11日に延期しました。
今年度予定していた最終回です。
皆伐更新地区の萌芽と実生の保護は前回で終了していいと思いましたので、今回は萌芽更新地区を対象にして皆伐更新地区との違いや
区域内での明るさによる状態の違いを学習しました。
それからササ刈りを行うことにしました。
集合は公園管理事務所の裏です。
萌芽更新地区に入って植生の状態を調べることにしました。
斜面の上の方の高木の樹冠の下から観ていきました。
アズマネザサは30cm程度の高さに止まり、疎らで地面が見えています。
コナラやクヌギは直径が5cm程度で高さは3m程度、枯れたように殆ど葉を落して元気がありません。
ヤブミョウガの実がありました。
ギャップから青い空が見える場所では、ツル性植物が多く観られ、オオアレチノギクが種子を飛ばしていました。
草の種数が格段に多く観られます。
1998年末の伐採後に補植されたと思われるクヌギは直径が15cmを超えているように思われます。
イヌシデの切株に萌芽が観られましたが、切株からは無数のキクラゲがでていました。
斜面の下に降りていくとアズマネザサの丈が次第に高くなりました。
植物は斜面の下の方が成長が良いというのは皆伐更新地区と同じでした。
アズマネザサの陰に隠れてゴンズイの実生が沢山出ていました。
ヤマユリの実が成熟して、種子を散布し始めていました。
オカトラノオが見つかりました。
マルバアオダモの実生もありました。
ゴンズイの実生が沢山見られました。
コナラの実生は斜面の上のものは10cm程度でしたが、下の方のものは30〜50cmとやはり下の方が成長しています。
休憩してからササ刈りを始めました。
皆伐更新地区では桑切鎌を使いましたが、ここでは刈込鋏を使いました。
お昼のお弁当を食べました。
区域内のササ刈りは実生を見わけて残しながら、アズマネザササを刈らなければなりません。
残すべきものが多い場所では、子どもたちが自由に活動することは困難です。
そこで上の園路沿いの場所を選んで、アズマネザサを刈ってもらうことにしました。
これなら問題を起こしません。
二人で楽しそうに活動していました。
最後に、休憩してから引き上げました。
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