生田緑地植生管理協議会市民部会
里山倶楽部A

萌芽と実生の成長調査、植物調査と保護活動


日時 2013/5/4(土) 10:00〜14:00 晴
場所 生田緑地
参加 山下淳也(中3)、豊島由美子
  (市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美、佐藤登喜子

平成25年度第2回目の里山倶楽部Aです。
ツリバナの花が咲いていました。


園路を離れて皆伐更新地区への路に入ったところで、刈られたササが路に捨てられていて、歩くのが恐い状態でした。 もし、この積まれたササのために滑り落ちたらどうしようかと心配しながら、子どもの通過を見守りました。


皆伐更新地区までの尾根道のアズマネザサは50〜60cmの高さまで伸びていました。


コナラの葉も展葉しているので、枯れた木の確認が間違いなくできます。 切り株からの萌芽や実生の成長調査を行うことにしました。



切り株からの萌芽が残っているのは3本の切り株だけになりました。
その1本が次のクヌギです。

もう1本は次のコナラです。 どちらも、地上160cmでした。


実生のコナラは1m以上に育ったものが16本はありました。 そろそろ育てるコナラを選んでもいいのかも知れません。 そうすれば、育ててもいいサクラを選べます。
クヌギやコナラの葉の先が筒状に丸められていました。 ヒメクロオトシブミは1個体しか見かけませんでしたが、ヒメクロオトシブミの作品のようです。

場所によっては、今年発芽した実生が沢山出ていました。


成長調査を済ませてから、植生調査も行いました。 4月にも実施しているのですが、あまり見かけないスゲ類が見つかったということで、一応調査しておくことにしました。



調査と並行して、萌芽や実生周りのアズマネザサや他の実生などを刈り取りました。



ヒメウラナミジャノメ、アゲハチョウ、クロアゲハ、キチョウなどが飛んでいました。
マルカメムシが集まっている草がありました。
イチモンジカメノコハムシがいました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation