生田緑地植生管理協議会市民部会
里山倶楽部A

自然観察と保護活動(オリエンテーション)


日時 2014/4/5(土) 10:00〜14:30 晴後一時小雨後曇
場所 生田緑地 萌芽更新地区〜皆伐更新地区
参加 工藤真貴子、工藤思由(中学2年)、工藤千穂(小学3年) 、
   西尾麻子、西尾幸大
   政野祐一、政野美咲(小学3年)
   山下佳保里、山下淳也(高1)、山下真奈実(小学4年)、
   山下まい、山下はなの(小学4年)、山下ねのは(小学1年)
   額谷悠香
  (市民部会事務局)岩田臣生、佐藤登喜子

平成26年度第1回目の里山倶楽部Aです。 登録してくれた参加親子が5組になりました。 こうして少しずつ、次代の里山の守り人が増えてくれることを期待しています。
公園整備事務所2階の市民活動室に集合して、ゆっくりと自己紹介を行いました。 工藤さん母子は4年目、山下淳也くんは2年目、その他は初めての参加です。


今年から、皆伐更新地区に加えて、萌芽更新地区の萌芽更新目的で伐採したコナラ、クヌギの保護管理も行うことにしましたので、 まず、萌芽更新地区がどこなのか、どんな所かを全員で見に行くことにしました。 自然を観察することが、今後の活動の基本です。

谷戸の降り口にはオオシマザクラが咲いています。
葉に毛が無いため、桜餅の葉はこの葉を使うそうです。

モミジイチゴ(別名 キイチゴ)の白い花が咲いていました。

何がいたのかな。

ナガバノスミレサイシンを観察しました。
園路から出ようとしないので、よく見えません。入っても問題ない場所を教えて、観てもらいました。 それでも、遠目なので、見分けはつかなかったと思います。

今度はオカスミレです。 ここは溝をつたって側まで行かれます。
溝の中なら発芽しだした植物を踏み潰すことはありません。
しかし、子どもたちが並んでしまうと、大人は行けません。 何とも不思議な光景になりました。


萌芽更新地区の活動対象地に着きました。
今年1月の里山倶楽部Bで伐採したコナラ、クヌギを確認し、ウグイスカグラやニワトコの花、足元に芽生えた植物などを観察しました。 1年を通して、ここの植生の変化を観察していきます。
現時点では、萌芽の芽生えは1本のみでした。


午前中、大粒の雨が軽く降ってきましたが、参加者の意気込みに負けたのか、午後には止んでしまいました。



皆伐更新地区に到着しました。 ここがメインの活動場所です。
まず区域内を観察しました。 実生のコナラとはどれなのかから始めなければなりません。 まだ展葉前のコナラは難しかったかも知れませんが、直ぐに見分けられるようになります。
樹木番号などが落ちてしまっているので、付け直すつもりでしたが、実生マップを忘れてきてしまいました。
今回は里山倶楽部のペナントも忘れてしまい、子どもに注意される始末でした。

区域のあちこちにニオイタチツボスミレが咲いています。 乾燥気味の皆伐更新地区ならではのことでしょうか。 ここのスミレはニオイタチツボスミレのみです。

サルトリイバラの花が咲いていました。 これは雄花です。

ルリシジミが上で休んでいました。

落葉の上にビロードツリアブ♂がいました。 長い口吻を持った毛糸玉といった特異な恰好のアブで、春に現れます。


一回り観察したところで、お弁当にしました。


午後は保護のためのアズマネザサ刈りを行いました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation