生田緑地植生管理協議会市民部会
里山倶楽部B

中央地区北側を歩く


日時 2014/4/19(土) 10:00〜14:30 晴
場所 生田緑地 東口〜長者穴古墳〜飯室山〜枡形山〜七草峠〜芝生広場〜戸隠不動尊跡〜田圃〜ハンノキ林〜萌芽更新地区〜ピクニック広場〜生田緑地整備事務所2階
参加  前川元彦
   (資生堂)莇 清
   (富士通)東 陽一、蔵本俊秀、柴田 信、丹野光男、中根健彦、中根雅貴、中根瑞貴、嶺 義則、
        棟安和紀、棟安恵理子、湯淺弘之、渡邊洋己
   (雑木林を育てる会)白澤光代、前山英二、藪 哲二
   (かわさき自然調査団)政野祐一
   (生田緑地整備事務所)清田陽助
   (生田緑地運営共同事業体)額谷悠香
   (市民部会事務局)岩田臣生

平成26年度第1回目の里山倶楽部Bです。 富士通からは12名が参加してくれました。
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東口ビジターセンター前に集合して、簡単に自己紹介してから、直ぐに出発しました。

東口を出て、道路を長者穴古墳に向かいました。

北東側の崖面を見ていきました。

・タケノコ採取禁止看板が小さい。
・「許可なく」とあるが、誰が許可するのか。
・細かい注意が記載されていて良い。
・竹は伐採した方が良い。
・近隣住民による花壇的な利用が見られた。外来種が植えられていた。
・植えられた植物はどうするのか。
・植えても良い種類を決めておいてはどうか。
・境界地として、綺麗に管理する方法もあるのではないか。
・伐採されて積まれている竹が崩れて落ちてきそう。急斜面なので危ない。
・崖崩れが恐い。
・電柱が景観を破壊している。
・シュロが数多く見られた。除伐した方が良い。
・竹を伐採した後が汚らしい。
・伐採後間もないためか、斜面景観として美しくない。


A長者穴口

・道路側の古墳は塞がれている。
・大きな石の上のアズマネザサが雨風で倒れてきそう。

長者穴古墳です。

・古墳の保護のための対策をとった方がよい。
・クマザサの新芽が出ている。
・南側斜面のクマザサも刈った方がよい。
・ナンテンが生えている。除伐してほしい。


B
・枯枝が沢山積んである。
・自転車が捨ててあった。早く回収した方が良い。
・階段の手入れが良いので歩きやすい。
・階段の左右の景観の違いが良い。


C
飯室山山頂です。 ササ刈りされた草地にオカトラノオが育ち始めていて、クサイチゴが花をつけていました。


C〜D 
吊り尾根を歩いて枡形山に向かいました。

・園路内に植えられているツツジは低く刈りこんだ方が良い。
・大きな樹木があるのが良い。
・歩きやすい。


D枡形山では展望台にも寄らずに、先に進みました。

・見晴が良いので案内看板があると良かった。(展望台の上にはある。)
・ヤマブキとヤマツツジが綺麗に咲いていた。
・カラスが多かった。
・展望台のエレベータ、自販機、トイレが必要なのか。
 設置するからメンテナンスのために車を入れる必要が生じる。


D〜E
枡形門を出た所で、園路の舗装、崖崩れ後の擁壁、ネット状の崩落防止?柵など、整備に問題ありという意見が出される。

・崖崩れ防止のためという緑色のネットフェンスは景観を壊している。
・地表にワイヤーを張ったものは、本当に崩落を防げるものなのか。
・ワイヤーを張ることに必然性はあるのか。
・崩落防止について、他の方法は検討しなかったのか。
・アズマネザサを繁茂させることで、崩落の危険は防げるのではないか。
・ワイヤーの張られた斜面の下草刈りなどは、どのようにするつもりか。
・園路の舗装は「里山」には似合わない。
・電柱、電線が何ヶ所も見られる。このような場所には、電線は適さない。



E〜F
・柵の手摺りが壊れているところが沢山あった。
・タマノカンアオイの説明は良かった。このような説明、情報提供があるとよい。
 「教室」みたいな緑地。
 観察会以外の方法も考えてはどうか。



F 芝生広場



H 戸隠不動尊跡



I



J
カサスゲの花が咲いていました




・竹林の手入れがされていない。



L〜M
・梅の実がなっているが、販売しているのか。
・カキの実などは野生動物の食糧になっている。



N〜O
ハンノキ林の維持の仕方など、来園者向けの説明掲示などがあると良い。



1月の里山倶楽部でコナラ、クヌギを4本伐採した萌芽更新地区の下に着きました。
参加していたメンバーは思い出が甦ったようです。


予定していた全行程を歩き終えて、生田緑地整備事務所2階でワークショップを行いました。
大事にしたい場所、良いところ、無い方がいいところ、悪い点など、気がついたことについての意見交換です。


全域について
・道案内(道標)がしっかりしている。
・グリーンアドベンチャーの案内標識は各入口にあると良い。
・小学生に名札をつくらせると良い。
・案内看板に道の違いが分かるように表示されているのが良い。
・生物多様性の理解を高めるための仕組みを、里山倶楽部などで話せると良い。
・里山倶楽部のような里山管理の方法を全国に発信した方が良い。

※出された意見は、特定の場所についてのものは関連する位置に掲載しました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation