生田緑地自然環境保全管理会議市民部会
里山倶楽部A


子供たちが活躍する4年目のコナラ林育成


日時 2014/9/6(土) 10:00〜14:30 曇時々晴
場所 生田緑地 皆伐更新地区
参加 政野祐一、政野美咲(小3)
   山下佳保里、山下淳也(高1)、山下真奈美(小4)
   工藤真貴子、工藤思由(中2)、工藤千穂(小3)
  (生田緑地運営共同事業体)額谷悠夏
  (市民部会事務局)岩田臣生

9月の里山倶楽部Aです。
生田緑地整備事務所前に集合して、全員で現地に向かいました。

途中、枡形山広場では地面に開いたいくつもの孔を観察しました。
何の孔かと質問したら、ハチの孔だと答えてくれた人がいました。
この時はハチの姿は見られませんでしたが、今までの観察ではクロアナバチが確認されています。

園路の途中では、沢山のコナラやクヌギの枝先が落ちているのを観察しました。
枝先にはドングリがついていて、ドングリには小さな孔がありました。 ハイイロチョッキリが産卵して、切り落とした枝先です。

皆伐更新地区への路はアズマネザサが伸びて、道が消えていました。 そこで、簡単に刈り払いながら進み、皆伐更新地区に着きました。

9〜10月の里山倶楽部Aでは、実生のコナラとコナラの間に残っていた茂みを消していき、11月の里山倶楽部Aで、育てていくコナラなどを確認して番号をつけ、記録することを考えています。
そこで今回は、残してあった茂みを刈りとっていきます。
まずは区域内を一回りして、スズメバチなどの危険が潜んでいないかを確認しました。

区域の南端には、皆伐時に伐採しないで残してあったゴンズイが赤い実をつけていました。


男の子たちがアカボシゴマダラの幼虫を見つけました。 エノキだったのでしょうか、既に、葉は殆んど食べ尽くされていたようです。


早速活動を開始しました。 7月の里山倶楽部で刈ったアズマネザサは大きくはなっておらず、その部分が道のようになっていました。 活動は、これを広げる形で進めることにしました。


活動開始して直ぐに、男の子たちは、また何か見つけたようで、呼ばれました。
見ると、イチモンジカメノコハムシの幼虫でした。 背中に脱殻を載せていて、ゴミを装っているように見えます。




午前中の休憩後、集合写真を撮りました。





木陰でお昼のお弁当を食べました。
皆伐時に伐採した材でつくった椅子は虫や菌に食べられ、殆んど使い物にならなくなりました。
休憩していると、クロアゲハ、アゲハチョウ、コミスジ、キチョウ、スジグロシロチョウなどのチョウが飛んで来ました。 小さなコミスジが大きなクロアゲハを追い払っている光景には驚かされました。

クヌギの葉上にはヤマトシリアゲがいました。


午後も1時間ほど活動することにしました。


コナラの葉を蛾(ツマキシャチホコ?)の幼虫が食べていました。 一本の枝が丸坊主になっていました。


刈りきれなかったアズマネザサにツチイナゴの幼虫がいました。

生田緑地植生管理協議会市民部会のメインページへ

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation