生田緑地自然環境保全管理会議市民部会
里山倶楽部B


雑木林に侵出したモウソウチクの除伐


日時 2014/11/15(土) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 飯室山南地区
参加 今井田恵方、鈴木南十星
  (雑木林を育てる会)白澤光代、中村恭子
  (富士通)岩渕裕輝、長谷川裕、渡邊洋己
  (水田ビオトープ班)政野祐一
  (川崎市生田緑地整備事務所)清田陽助
  (生田緑地運営共同事業体)額谷悠夏
  (市民部会事務局)岩田臣生         11人(うち女性5人)

11月の里山倶楽部Bは、今まで気になりながら手を着けていなかった皆伐更新地区付近に侵出しているモウソウチクの除伐を行いました。
里山倶楽部は、女性でも、子どもでも、植生管理の経験の全く無い人でも、誰でも参加できるということを第一に考えています。 このために、大きな樹木を伐採したり、モウソウチクを除伐したりといった作業を行うことには不安がありました。
そして、その参加者の人数が多くなった場合には、全員に目を配ることができなくなって、安全確保という観点から心配です。
しかし、生田緑地の雑木林を保全するためには、勢力を広げるモウソウチクの除伐は重要な課題です。
11月の里山倶楽部Bは、当初、野鳥の森の植生管理を予定していましたが、これを変更して皆伐更新地区周辺のモウソウチクの除伐を行うことにしました。 活動の安全を管理するということでの条件は同程度である一方、踏み荒らしなど、活動による対象地に対する影響は小さく、整備事務所に集合してから現地に向かうことも可能ということで、 飯室山南地区のモウソウチクの除伐を行うことにしました。
今回、集合時刻の4分前になって「20分遅れます」という連絡をくれた人がいましたが、生田緑地に来るのも初めてという人だったので、活動参加は諦めていただきました。

整備事務所前に集合してから現地に向かいましたが、活動予定の場所へは急な斜面をヤブコギをしながら降りなければならず、「道が無いのか」、「こんな所を降りるのか」といった 不安の声が聞かれました。
現地に着いても、荷物を置く適当な場所もありません。 ノコギリを使うのも初めてという人も参加していましたので、モウソウチクを伐る方法について説明し、伐採した竹の置き場をつくるところから活動を始めました。
対象地はマンションの敷地に接していますので、迷惑をかけないように最大限の注意を払わなければなりません。
伐採したモウソウチクは細かく切断しないで、谷状地形の出口付近にダム状に積みました。 これを支える支柱は、そこに生えていたモウソウチクを利用しました。


今回の活動対象地の北側は竹林状態になっていることが、初めて、分かりました。 しかも、その中には枯れ竹が散乱していました。
また、アオキ、シュロ、ヤツデが生育していることも分かりました。 そして、コナラの倒木もありました。

初体験の女性の参加者も活躍していました。
活動中、歓声や笑い声が絶えず、大変な重労働というイメージは消えていきました。


中間で1回休憩しました。
山渓に枡形山が掲載されたという話から、川崎の百めい山を見つけ出したら面白いという話になりました。

前半の活動で広場的な空間ができましたので、後半は、モウソウチクを倒伐することが容易になりました。 植生管理は初めてという参加者も、太い竹を倒伐する醍醐味を堪能していました。


最後に集合写真を撮って、この日の活動を終了しました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation