日時 2016/4/16(土) 10:00〜13:00 曇時々晴
場所 生田緑地 飯室山南地区
参加 工藤思由(高1)、山下淳也(高3)
(富士通)丹野光男、湯山 修
(生田緑地運営共同事業体)額谷悠夏
(生田緑地整備事務所)清田陽助
(市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美 8人
平成28年度(2016)里山倶楽部Bの第1回です。
飯室山南の皆伐更新地区に隣接した雑木林に侵入していたモウソウチクの除伐を行いました。
ここのモウソウチクの除伐は 2014/11に1回目を行い、2015/2、2015/11と行ってきました。
この地区は小さな谷戸状の両側の斜面で、左岸側から右岸側に広がってきたものです。
この右岸側の尾根部を中心に除伐を進めました。まだ、コナラ林の状態に戻すことが可能と思います。
生田緑地の特徴として、斜面は急勾配で、アズマネザサが密生しています。
こうした急斜面での作業は大変です。
今回は試しに、タケノコの生える時期に開催して、タケノコがあったら採取して、竹とタケノコの両方を除伐する活動にしてみました。
太いモウソウチクの除伐は力仕事で、危険も伴いますが、タケノコであれば簡単に採取できます。
除伐としては、同じ1本ですから効率的です。
勿論、採取したタケノコは、参加者に持ち帰ってもらいました。
しかし、そろそろ野鳥の繁殖期になると思いますので、活動は控えるべきかも知れません。
当日は、付近から聞こえていた声はガビチョウだけでしたので、その点では問題は無かったと思います。
生田緑地整備事務所裏に集合して、ヘルメット、ノコギリを身に着けて出発しました。
現地に向かう途中、コバノガマズミの白い花やフデリンドウの薄青い花を観察しました。
フデリンドウの保護のためのアズマネザサ刈りは、今まで、時期を変えて試みてきました。
その適期について、振り返って考えてみると、刈った後のアズマネザサが、春までに成長繁茂することが無ければ良いのだと思うに至りました。
そう考えると、遅めの夏刈り、つまり 9〜10月にアズマネザサ刈りを行うことが良さそうだと思っています。
現地には、昨年2月の活動で伐採したモウソウチクが枯れて散らかっていました。
人目につかないとは言え、こんな処理をしていたかと少し反省しました。
既に、周辺のイヌシデなどは芽吹いていています。
明るくなった林床には無数のコナラの実生が見られました。
今回は隣地に近い場所は控えるようにしましたが、隣地のマンションは明るくなったことと思います。
左岸側についても除伐を始めました。
左岸側は、アズマネザサが繁茂しておらず、谷側に倒して問題が無いので、活動しやすいと思いました。
中間で一休みしました。
活動を再開しました。
尾根部分も少し開けてきました。
今回は参加者が少なかったのですが、簡単に除伐し尽せる量ではないと分かっていますので、どこまで除伐するというノルマも課していません。
思い思いに対象を見つけて除伐して、疲れたら休むという進め方です。
部分的に刈られて枯れたアズマネザサが靴に刺さりました。
長靴はいくつもの穴が開いて、破けてしまいました。
今夏は範囲を決めて、丁寧なアズマネザサ刈りを行い、その範囲のモウソウチクの除伐を冬期に行うようような手順を考えた方が良さそうです。
そのため、5〜12mm程度の径のアズマネザサ刈りを、誰がやっても、斜め伐りにならないような新しい方法を考えておかなければならないと思います。
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