里山倶楽部
【2024/4/13 更新】

令和 6 年度第 2 回里山倶楽部
伐採更新のアズマネザサ刈り

日 時)2024年4月13(土) 9:00〜12:00 晴
場 所)生田緑地 芝生広場上雑木林
参加者)東陽一、加登勇司、北川英樹、中野隼佑(高3)、廣瀬朗子、吉澤正一
事務局)岩田臣生                   計 7名

今年度の第2回里山倶楽部です。
対象地は、伐採更新中の芝生広場上雑木林としました。
2018年夏にカシノナガキクイムシが侵入して、生田緑地のナラ枯れが始まりましたので、伐採更新による雑木林の再生を計画することになりましたが、 私たちにできる伐採更新ということが前提ですので、2019/10/19(土)に市民部会を開催して、 現地視察を行い、ここなら実施できそうだと選定したのが、芝生広場上雑木林でした。
そして、翌年、1〜2月に、高さ4m程のアズマネザサのヤブを刈り、2020/10〜2021/3 に 12回、2021/11〜2022/1に 6回、合計 18回の大径木伐採を、 里山倶楽部で、つまり市民活動で行いました。
それからは、更新管理としてのアズマネザサ刈りを 8回行っています。
1000u超の規模なので、今後、数年間は、毎年の丁寧なアズマネザサ刈りが必要だと思います。


生田緑地整備事務所裏の倉庫前に集合して、装備を持って、木戸口から裏の尾根路に出ました。
直ぐ近くの広場には、広場整備の時に誤って植えられたのではないかと思われるオトコヨウゾメが咲いていました。


そこから階段を降りると、間もなく、芝生広場上雑木林の入口です。
毎回、ベースにしているベンチに荷物を置いて、活動を開始しました。
先週活動した飯室山南の皆伐更新地区の2倍の面積はあると思いますので、区域全域のアズマネザサ刈りを1日で行うのは無理です。
今回は、北東側縁辺部、50cm超に育っているアズマネザサを刈ることにしました。
芝生広場に面している、この辺りは、伐採更新中に来園者が入り込まないように、来園者が入りたいと思わない状態に管理していた所です。
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ヤブの中から、アカハネムシの仲間が数頭、飛び出しました。
アカハネムシ
林床で咲いているタチツボスミレに、キタキチョウが来て、吸蜜していました。
キタキチョウ

大径木伐採の過程で伐採したエゴノキの根元付近から沢山の萌芽が、元気よく育っていました。
根元付近から出ていたアズマネザサは刈りました。
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隣のツノハシバミは、株立ちになって枝を広げています。
殆ど、活力を回復したように見えます。

一休みして、キリの萌芽株の前で、記念の集合写真を撮りました。
気温は25℃を越えていましたが、湿度が 40%と低かったので、WBGT 18で、暑くは感じませんでした。
キリ
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コナラ実生は、1m超に育っています。
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この雑木林の大径木伐採では、ヤマザクラ以外は二度伐りしていませんでしたが、元気に萌芽枝を伸ばしている伐り株が沢山あります。
そのヤマザクラも、若しかすると萌芽更新できるかもと思わせてくれる状態でした。
萌芽
コナラ
ヤマザクラ
伐採した若いアオハダの伐り株からも、萌芽しています。
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隣接する常緑樹林のシラカシには、ムラサキシジミが来ていました。
ムラサキシジミ
サルトリイバラが咲いていました。
サルトリイバラ
ニガイチゴが開花している所がありました。
ニガイチゴ
タマノカンアオイが咲いていました。
タマノカンアオイ
ヤマツツジが咲き始めていました。
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この日の活動を終えて、整備事務所裏に向かって帰りました。
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Kawasaki Organization for nature Research and Conservation