生田緑地の谷戸の自然保全活動



ハンノキ林の水流の泥あげ
日時 2015/10/22(木) 10:00〜12:30 晴
場所 生田緑地 ハンノキ林
参加者 岩田臣生、田村成美

10/15(木)に泥あげをしたハンノキ林西側の池は予想以上に湛水し、少し低くなっていた池の両脇から水が溢れて流れていました。
今秋は湧水量が多くて、もともとあった堰の下からの水漏れ程度ではバランスしません。
脱穀の片付けの時に出た藁くずを一籠、この池に撒きました。

続いて、この池から下流の水流に溜った泥をあげ、連続する水溜まりをつくる活動を行いました。
連続する水溜まりの堰の部分には、林内に落ちている倒木や落枝を補充し、掬った泥を積みました。
水流というものを知っている人は、こんな堰では忽ち水漏れしてしまい、水溜まりが維持できないと考えることと思います。
しかし、大きな水漏れがあった時は稲わら等で補修することで十分だと考えています。 人工物の使用は極力控えて、手間をかけることで少しずつ環境を変える方が良いと思います。
今回は大きなホトケドジョウに出会えました。
また、ホシヒメホウジャクが飛んできて、水辺の草叢に入り、植物の茎にぶら下がり、動かなくなりました。
飛んできた時の鮮やかな橙色、止まっているときの皺くちゃの翅、実に不思議な姿の生物です。



田圃のアメリカザリガニ駆除
日時 2015/10/22(木) 10:00〜12:30 晴
場所 生田緑地 上の田圃
参加者 岩田芳美、鈴木潤三

ツリフネソウの花が終わって、上の田圃の周辺は急に寂しくなりました。
今年はアライグマを警戒して田圃の水を多くしていたせいでしょうか、アメリカザリガニが増えてしまいました。
アメリカザリガニは小さいものが多く、数は700ぐらいを駆除しました。
手網の中には、ホトケドジョウクロセンブリ幼虫、 マメゲンゴロウ、そして小さなヤゴが多数入りました。 また、ヤマサナエのヤゴも見つかりました。
木道の手摺にはマユタテアカネ♂が、秋の日差しを受けて止まっていました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation