城山下谷戸生物保護区の水辺保全、アズマネザサ刈りなど 日時:2021/2/18(木) 10:00〜13:00 場所 生田緑地 城山下谷戸(B11) 参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美 2/15(月)の降雨によって乾ききっていた表土が湿ったようで、芝生広場にも霜柱ができていました。 今回は、城山下谷戸生物保護区の水辺保全と隣接地のアオキとアズマネザサの除伐を行いました。 2008/7/6 に、磯谷・国士舘大学教授を講師に迎えて、市民部会を開催し、微地形と植生の勉強会を行いました。 それは、菖蒲池南谷戸地区(A19)の現地に地勢線を記すという活動だったのですが、その時の目印杭に使ったのが、ここの太いアズマネザサでした。 2010/3/14には、水面が消えた湿地を湿地に戻すための活動とアオキとアズマネザサの除伐などに着手したものの、 保全方法について自信が持てず、続きませんでした。 5 年ほど経過した2015/10/29に、改めて、湿地の再生に取り組み、水溜まりのための堰をつくり、 合わせて、アオキや、アズマネザサの除伐を行いました。 貴重な生物が棲息していることが分かっている場所に手を入れる時は、「取り返しのつく範囲で、やってみて考える」を基本に、やり足りないくらいの活動に抑えています。 アオキ・アズマネザサの除伐の効果があったことを確認して、2017/3/30には、アオキ・アズマネザサ除伐の範囲を少し広げました。 2019/8/1には、ヤブミョウガが繁茂していましたが、アズマネザサ除伐の範囲を広げました。 今は、様々な細い実生が疎らに生えているものの、全体としては草地のような状態に見えます。 この谷戸の中心部にある湿地は、スジグロボタルの棲息地として大切な湿地です。 スジグロボタルの棲息環境として水面が広がった状態を適切と考えて管理していましたが、この水辺が昆虫のみならず、野生鳥獣にとって重要な水場になっていることが分かってきたので、 部分的にでも泥上げをして、水溜まりをつくっておかなければならないと思いながら、昨年は活動していませんでした。 久し振りに訪れた湿地には、一面に落葉が広がり、水面は消えていました。 まずは、水溜まりづくりと思って泥をあげると、ジワーッと水が染み出してきました。 少しでも泥上げをしておけば、水溜まりができていたはずです。 反省しながら、南側斜面に水流をつくり、その末端に水溜まりをつくる活動を、ジョレンで行いました。 ウグイスカグラが数輪、咲き始めていました。 |