ヨシ原の池の掻い掘り 日時 2015/3/26(木) 10:00〜13:00 晴 場所 生田緑地 ヨシ原 参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三 谷戸のナガバノスミレサイシンが咲き始めました。 すっかり春になりました。 暖かくなったためか、越冬していたチョウが飛び出してきました。 既に飛んでいたテングチョウに加えて、ルリタテハが木道の上に出ていました。 この日は、谷戸の末端のヨシ原の池の掻い掘りを行いました。 キショウブの駆除も行いたいところでしたが、池の中のヨシを刈りながら泥を上げるだけで精一杯でした。 池の中に溜まった泥は、上の田圃に入れたいようなトロトロの土でした。 アメリカザリガニの駆除も予定して手網を持って来ましたが、泥の中から現れたのは4cm大のアメリカザリガニ2匹のみでした。 辺りにはカナムグラが発芽して、本葉が出始めていました。 もうカナムグラ抜きが始まりました。 帰り道、萌芽更新地区下の園路で見慣れないチョウに出会いました。 遠くには逃げずに、帰る方向に少し移動するだけでしたので、近づいて観察しました。 昨年5月16日に幼虫に出会い、20日には蛹に出会っていましたが、なかなか成虫には出会えず、いつかはと楽しみにしていたヒオドシチョウの成虫との出会いでした。 もっと鮮やかな目立つチョウかと思いこんでいましたが、落葉の上に止まってしまうと、全く溶け込んでしまいます。 しかも、なかなか翅を開いてくれませんでした。 事務所に戻ると大きな望遠レンズをぶら下げた人たちが集まっていました。 野鳥班の3人の笑顔もありました。 キレンジャクが来ているということでした。 道具を片づけてから見上げると、ヤドリギの中に潜り込んでいるキレンジャクがいました。 レンジャクはヤドリギの実が好きで、ヤドリギは実をレンジャクに食べられて、レンジャクに運ばれて、糞として排泄される時に単純に落とされるのではなく、 種子から出ている粘着性の糸状のものでぶら下がり、枝にくっつき、運が良ければそこに着生して育つ植物だと聞いていましたので、 ヤドリギの実を食べているキレンジャクの姿を見たいと思っていました。 思いがけず、この日は会いたかったヒオドシチョウとキレンジャクに出会えることができました。 |
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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation