日時 2015/9/19(土) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 中央広場北側雑木林
参加(雑木林を育てる会)白澤光代
(富士通)松原通仁、渡邉信一、渡邊昌司、渡邊洋己
(かわさき自然調査団)政野祐一
(生田緑地整備事務所)清田陽助
(生田緑地運営共同事業体)額谷悠夏
(市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美 10人
今年度第5回の里山倶楽部Bとして中央広場の北側に接する雑木林のアズマネザサ刈りを行いました。
当該地区の活動は、2011年5月21日の市民部会がスタートで、この時、アズマネザサ密生する現地で植生管理について話し合いました。
そして、2012年3月に改修工事が完了予定となっている中央広場に面する、この雑木林を、ヤマツツジの咲く、明るく、魅力的な雑木林にしつらえることを合議しました。
現地調査を行った時は、アズマネザサが密生し、民家園から侵出してきた竹、シラカシ、ヒサカキなどの常緑樹が繁茂し、現地調査はヤブコギ状態、
いつ捨てられたものかも分からないゴミの山との出会いなど、大変な植生管理活動を予測させるものでした。
密生する丈の高い、太いアズマネザサの除伐は業者作業にするべきと判断して、その年の夏に、行政側で除伐を済ませてもらいました。
樹木の除伐については、樹種を確認して選択的に行うべきことなので、その年の12月17日に市民部会を開催し、竹や常緑樹を除伐しました。
この時の市民部会には、立教大学の佐久間先生が学生を4人連れて応援に来てくれ、総勢13人で行いました。
2012年度は、10月20日の市民部会でアズマネザサ刈りを行いましたが、
この時も佐久間先生が学生10人を連れて応援に来てくれました。
2013年度は、2014年2月の里山倶楽部でアズマネザサ刈りを行う予定でしたが、雪のために行えませんでした。
そこで、2014年3月15日に水田ビオトープ班の活動としてアズマネザサ刈りを行いました。
2014年度は、ある企業から里山ボランティアをしたいという申出を頂戴し、この新たな枠組みでの活動の対象地に設定して、アズマネザサ刈りを予定していましたが、
天候に恵まれず、延期を繰り返し、3回目も中止という事態となりました。
そこで、水田ビオトープ班として2015年2月7日(土)、2月10日(火)の2日間かけてアズマネザサ刈りを行いました。
そして、2015年度は当該地区の5年目の活動です。
アズマネザサは細くなっていて桑切鎌で簡単に伐れますので、可能な限り、アズマネザサだけを刈るようにしました。
ただ、斜面の勾配は急なため滑らないように体を支えながらの活動は大変です。
今回 9月に実施したのは、発芽した実生の葉が残っている時期に、これらを確認(保護)しながらアズマネザサだけを刈るためでしたが、
林床に見られる植物は多様性を増しているように思われます。
これは改めて調査する必要があるかも知れませんが、当面は、もう少し低木層が発達するように管理したいと考えています。
今回、連休中にも関わらず、富士通からの参加協力をいただけたことに感謝しています。
途中で1回休みましたが、連休初日を生田緑地中央広場で過ごす来園者たちとは全くの別世界にいました。
秋霖のお蔭か、林床には数多くのキノコが見られましたが、残念ながら、それらを紹介するだけの知識がありませんでした。
そこで解散後、花期も終わろうとしているナンバンギセルを観察していただいて、せめてもの生田緑地のお土産にしていただきました。
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