令和 3 年度第 17 回里山倶楽部 ＜芝生広場上雑木林伐採更新（大径木伐採など）＞ 日時 2021年 12月 4日(土) 10:00～13:00 場所 生田緑地 芝生広場上雑木林(A09-08, A09-05) 参加者 伊澤高行、加登勇司、北川英樹、吉澤正一 髙木遼子、山本栄行、優真（小１）、環希（幼児） 長澤正弘 事務局 岩田臣生 10 名 生田緑地自然環境保全管理会議市民部会では、2019年10月19日の里山倶楽部で、ナラ枯れが始まった生田緑地における新たな伐採更新について考えて、 芝生広場上雑木林の伐採更新を決意しました。 その伐採更新の準備として、翌年(2020) 1月11日(土) 第19-09回里山倶楽部Ｂから 3月7日(土) 第19-15回里山倶楽部Ｂにおいて、当該地区を覆いつくしていたアズマネザサを刈りました。 そして、翌年(2020) 10月25日(土) 第20-10回里山倶楽部から 2021年3月14日(土) 第20-23回里山倶楽部において一年目の大径木伐採を行いました。 これは、当該地区の北側半分で、斜面の下方でしたが、この高木が伐採されたことで、林床は明るくなり、アズマネザサが復活しましたが、沢山のコナラの発芽も見られました。 今期は、11月6日(土) 第21-14回里山倶楽部から大径木伐採を再開し、今回は 4回目です。 参加者は、都会に居住しながら、週末の樵体験を楽しんでくれていると思います。 
伐採する大径木の選択や、伐倒方向、受口の位置と大きさなどは、伐採するメンバーが考えて、話し合って、決めるようにしています。 活動目的は伐採ではなく、伐採更新であるということを、素人なりに考えながら進めることを習慣づけたいと考えています。 一本目は、目測直径 30～40cmのコナラです。 
受口が伐れたら、できるだけ高い位置にロープをかけて、倒す方向に誘導するために、滑車やローププーラーの設置場所を決めて、ロープを張ります。 
ローププーラーでロープを張ってから、追い口を伐り始め、協力しながら伐倒します。 
伐り口が軋み始めたら、ツルを張って、ゆっくり倒れるのを待ちます。 
伐倒したら、枝を落として、適当な大きさに伐って、片づけます。 
一本目の伐倒が済んだら、近くの同じ太さのコナラを２本目に選んで、受口を伐り始めました。 
ロープをかけて、ローププーラーをセットします。 
11:30 を過ぎたので、ロープのセッティングを終えたところで、一旦、休憩することにしました。 今回は、生田緑地米の玄米おにぎりを味わってもらい、それから集合写真を撮りました。 
休憩後は、２本目の追い口を伐って、伐倒することから、活動を再開しました。 
伐倒したら、全員で、適当な大きさに伐って片づけます。 斜面上方の伐倒では、低木層のヤマツツジを叩き潰すようなことになってしまいますが、止むを得ません。 
二本のコナラ大径木を伐採しましたが、まだ時間があったので、簡単に伐倒できそうな樹木を探し、枯れた株立ちのサクラ、直径 20～30cm を見つけ、伐採し、 伐採材を地区縁辺部のカントリーヘッジとして利用しました。 
一方、芝生広場上雑木林の出入口部分が雑然として、立ち入りに対する明確な意思表示が無い状態になっていましたので、少し整頓する活動も行い、昔、整備してあったベンチを使えるようにしました。 
また、軽作業目的で参加した女性や子どもたちには、隣接する (A09-05)地区で、特定の草本植物のために、アズマネザサだけを刈る活動を行ってもらいました。 
参照：芝生広場上雑木林位置図 |
かわさき自然調査団の活動